第34回日本医療福祉設備学会開催のご挨拶


学会メインテーマ

「エビデンスが求められる医療・福祉の展望」

〜機器・設備の客観的評価が差別化を作る〜

学会長 酒井順哉  

 この度、東京ビッグサイトで平成17年11月9日(水)から第34回日本医療福祉設備学会および併設展示HOSPEX Japan 2005を開催するにあたり、ご挨拶を申し上げます。
 今日の厚生行政・業界動向を的確に把握し、EBM(Evidence-Based Medicine)からEBH(Evidence-Based Healthcare)の観点で第三者評価に耐えうる医療・介護のエビデンスを明確化するとともに、医療・介護を取り巻く「人」・「モノ」・「設備」の経済性・効率性がその時代の要求に合致しているか、様々な角度から検証すべく、学会のメインテーマを「エビデンスが求められる医療・福祉の展望 〜機器・設備の客観的評価が差別化を作る〜」とし、特別講演、教育講演、シンポジウム、パネルディスカッションなどを学会担当副学会長である順天堂大学医学部教授の釘宮豊城氏と杏林大学医学部助教授の信川益明氏の協力を得て企画しました。
 特別講演には、近年注目されている話題として、東京女子医科大学助教授の伊関 洋氏と九州大学大学院教授の橋爪 誠氏に「インテリジェント手術室およびロボット手術の最前線」、日本大学医学部教授の大道 久氏に「第5次医療法改正の論点と今後の展開」、筑波大学大学院の山海嘉之教授に「医療・介護に役立つか? ロボットスーツ最前線」をご講演頂きます。また、教育講演には、「第三者医療機能評価のポイント 〜建築、設備、機器との関わり〜」、「協会2004改訂 病院空調設備の設計・管理指針」、「手術時の手洗いの最近の動向」、「医薬品バーコードRSSはどこまで使える?」、「薬事法改正と医療機器 〜流通管理と市販後管理を中心として〜」の5つの講演を、9日・10日の両日お昼には3会場でランチョンセミナーを予定致しました。
 また、シンポジウムとして、「病院経営に役立つ電子カルテ 〜電子カルテで何が変わるか?〜」、「高齢者介護施設の感染防止対策は万全か?」、「災害時医療と救急医療におけるリスクマネジメントと対策 〜地震・津波災害、バイオテロおよびトリアージと救急搬送〜」、「個人情報保護法の施行、患者と看護職の新たな関係創りと課題」、「病院PFIの実際と今後の効果的推進を目指して 〜動き出して8ヶ月の高知医療センター〜」、「臨床工学技士による保守点検はどこまで必要か? 〜医療電気設備・医療ガス設備の安全確保〜」の6テーマ(26演題)に加え、パネルディスカッションには、「ヒューマンファクターエンジニアリングからの医療機器・施設改善」、「医療情報がもたらす病院建築への変革」、「医療機器の寿命と耐用期間設定の意義 〜問われる医療機関における医療機器の保守管理〜」の3テーマ(13演題)を総勢21名のプログラム委員の企画・検討で実現致しました。
 また、11日午後にはサテライト病院感染予防セミナー「ヨーロッパ諸国に見る感染予防と快適さに配慮した病院設計」を同会場で開催するとともに、日本医療福祉設備協会会員(先着50名)を対象として(財)癌研究会有明病院(東京ビックサイトから徒歩5分)の施設見学会を計画しております。
 一般演題およびトピックスセミナーについては、当協会会員の皆様は勿論、後援学術団体・協会・工業会の皆様のご支援を頂きまして、メインテーマに関連して72件の演題が集まり、近年にない充実したプログラムとなりました。詳細な学会日程表は、協会ホームページ(http://heaj.org/)に掲載しておりますのでご覧頂ければ幸いです。
 一方、HOSPEX Japan 2005では、学会の特別講演・教育講演に関連して、複数企業のコラボレーションによる斬新なシステム展示となるよう展示担当副学会長であるパラマウントベッド(株)代表取締役社長の木村憲司氏を中心に、「都市型高齢者介護施設のあり方・方向性」、「変革する電子カルテ時代の病院設備」、「インテリジェント手術室とロボット手術の最前線」を計画致しました。また、展示会場中央に談話ラウンジ「緑のオアシス」を設置しますとともに、「ヘルスケア施設の建築・設計プレゼンテーション」、「子供たちが描く病院アイデア展」、「ソリューションセミナー」など盛り沢山の企画をお届けしたいと思っております。
 当学会事務局およびHOSPEX事務局一同、学会および展示会にご参加の皆様が「参加してよかった」とご満足頂けるよう万全な準備を致し、皆様のご来場を心からお待ちしております。

                       
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